北海道Likers - 記事一覧
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| 2026.09.20 |
200mに凝縮された十勝の歴史。「ばんえい競馬」帯広市単独開催20周年に寄せる、市長の想いとは
北海道・十勝の中心地、帯広。ここでしか見られない、世界で唯一の競馬、ばんえい競馬をご存知でしょうか? 体重1トンを超える巨大な馬たちが、重い鉄ソリを引いて2つの障害を越える姿は、圧倒的な迫力と感動を呼び起こします。今回は、単独開催から20周年という大きな節目を迎える帯広市の上野市長にインタビュー。 ばんえい競馬に込められた十勝の歴史、これからの観光・地域経済の展望、そして未来に向けた熱い想いを語っていただきました! 単に珍しいだけじゃない。原野を切り拓いた馬たちの「歴史と文化」を今に伝える帯広市長にとって、「ばんえい競馬」とはどのような地域資源なのでしょうか?ばんえい競馬は世界で唯一、ここ帯広にしかないものですから、当然きわめて重要な地域資源です。しかし、ただ「珍しいから価値がある」というわけではありません。 ![]() そもそも、ばんえい競馬で活躍するばん馬(挽馬)たちは、十勝の原野を切り拓き、重い木を運び、畑を耕してきた農耕馬の系譜です。ここには十勝の開拓の歴史、農業、そして何より“人と馬が共に生きてきた文化”そのものが息づいています。 それを今も直に体感できる場所が帯広競馬場であり、ばんえい競馬なのです。 帯広市にとって、ばんえい競馬が果たす役割とは何ですか?私は馬を生産し、その文化をきっちりと未来へ繋いでいく『馬産振興』、十勝の歩みや歴史的な背景を伝えていく『開拓の記憶と文化の継承』、地域に多くの人を呼び込むきっかけとなる『観光への入り口』と大きく3つの役割、使命があると考えています。 この3つの役割を大切にしてきたからこそ、20年前に他の自治体が撤退していく中で、帯広市が単独で開催を継続するという決断を下し、今日まで続けてこられました。 200mのコースは「十勝の歩みそのもの」。山あり谷あり、最後までやり遂げるドラマばんえい競馬のレース展開には、サラブレッドの競馬とは違った独特のドラマがありますよね。そうなんです。もともとは農閑期に人々が集まって楽しんでいた『お祭りばん馬』がルーツとされています。 ばんえい競馬のコースは全長200m。その途中には2つの大きな山(障害)があります。山があるから、手前で立ち止まって息を整え、力を蓄えてまた登る。これって、文字通り十勝が歩んできた開拓の歴史そのものだと思いませんか? “山あり、谷あり、馬あり、人あり”。あの200mのコースには、十勝の歴史と人々の生き様が凝縮されているのです。 ![]() また、サラブレッドの競馬は鼻先がゴールに入れば勝ちですが、ばんえい競馬は、ソリの最後尾がゴールラインを越えるまでゴールになりません。途中で立ち止まることがあっても、最後までソリを引き、仕事をやり遂げて初めて完結する。その泥臭くも力強いストーリーがあるからこそ、私たちは馬の姿に自分たちの人生や地域の歩みを重ね合わせ、深く感情移入してしまうのだと思います。 通過型から滞在型へ。夜の十勝を楽しみ尽くす、観光の新たな主役観光や地元経済、十勝の誇る食や農業との結びつきについてはいかがでしょうか?農業の分野では、今は自動運転トラクターなどAI化が進んでいますので、馬が直接関わることは少なくなりました。しかし、馬が“十勝農業の始まりの象徴”であることに変わりはありません。そして観光の面において、ばんえい競馬は非常に大きな可能性を秘めています。 ばんえい競馬は土・日・月曜日の、昼から夜間にかけて開催されています。これは今、私たちが注目している『ナイトタイムエコノミー(夜間経済)』の強力な入り口になるのです。 ![]() これまでの十勝観光は、寄るけれど宿泊せずに抜けてしまう“通過型観光”が課題でした。しかし、夜9時頃まで競馬を楽しんでもらえれば、そのまま市内に宿泊する流れが生まれます。レースの後に『北の屋台』などの街中へ繰り出して美味しい食や地酒を堪能し、温泉に入って、翌日の昼までじっくり街中を回遊してもらう。 競馬場は中心市街地から徒歩で行ける抜群のアクセスにありますから、この強みを活かして“滞在型観光”への転換を強力に進めていきたいですね。 単独開催20周年のその先へ。現場と市、そして市民みんなで育てる未来の競馬場来年は市単独開催となってから20周年という、大きな節目を迎えますね。存続か廃止かで揺れていた当時、私の父が市議会の『ばんえい競馬特別委員会』の委員長を務めていました。全国から「なんとか残してほしい」という熱いメッセージがたくさん届いていたのを覚えています。当時の砂川市長が「単独でも続ける」と英断を下し、多くの方々の想いを繋いで20年が経とうとしています。 20周年は、単に「おめでとう」で終わるイベントではありません。これからの持続可能性と、さらなる広がりを考えるスタートラインです。 ![]() 現在は現在は開催業務を『一般社団法人ばんえい十勝』が担い、現場運営をしていただいています。彼らには、若い世代やファミリー層など、これまで競馬に馴染みのなかった新しいファンが楽しめるような競馬場づくりを期待しています。 ![]() 競馬場には、『ふれあい動物園』や『馬の資料館』、十勝の美味しいものが集まる『とかちむら』などもあります。実は、競馬というエンターテインメント、十勝の歴史、そして豊かな食が一体となった、まるで“IR(統合型リゾート)”のようなポテンシャルをこの規模感で既に持っているのが、帯広競馬場なんです。 市民の皆さんとの繋がりにおいて、これから取り組みたい課題はありますか?実は近年、ばんえい競馬の収益から、帯広市の一般会計への繰り入れができるようになりました。つまり、ばんえい競馬の頑張りが、市民の皆さんの福祉や教育、生活向上のための予算として直接役立っているのです。 ただ、一般会計に入ると予算の“色”が消えてしまうため、市民の方々からは自分たちの生活に“ばんえい競馬がどう役立っているか”が見えにくいという現状があります。 これからは、この貢献を分かりやすい形で“見える化”していきたい。競馬に直接興味がない市民の方々にも、「ばんえい競馬が地元にあって本当に良かった」と実感してもらえるようにすること。これが、20周年を迎えるこれからの私たちの大きな挑戦です。 ぜひ現地へ!馬たちの熱い息遣いと、大迫力のドラマを体感してください最後に、北海道ライカーズの読者へメッセージをお願いします。映像やネットで観るのも便利ですが、ばんえい競馬の本当の魅力は、現地でしか味わえない、馬の息遣い、力強い足音、そして騎手たちの熱気にあります。 ![]() 画像:北海道Likers ゆっくり歩いて馬と並走しながら応援できるのも、ばんえい競馬ならではの楽しみ方です。ぜひ帯広競馬場へ足を運び、あの200mのコースに凝縮された十勝のドラマを生で体感してください。美味しい十勝のグルメや温泉、そして温かい人々が、皆さんをお待ちしています。 北海道Likers編集部のひとこと今回のインタビューを通じて、普段何気なく見ていたばんえい競馬の景色が、ガラリと変わって見えてきました。 特に印象的だったのは、200mのコースを「十勝の開拓史そのもの」と表現された市長の言葉です。坂の手前で一度止まり、息を整え、泥臭くも力強く坂を乗り越えて、最後の最後までソリを引ききる馬たちの姿。それはまさに、厳しい自然と向き合いながら原野を切り拓いてきた十勝の先人たちの歩みそのものであり、現代を生きる私たちの“山あり谷あり”な人生にも不思議と重なり、胸が熱くなります。 実はインタビューの最後、市長から「実は十勝は牛も熱いんだよ!」と、十勝で開催される『全国和牛能力共進会(和牛オリンピック)』のワクワクするようなお話も伺いました。馬に牛に、十勝の動物と人との深い絆、そしてそこから生まれる豊かな食文化は、無限の可能性がありそうです。 夜風が心地よいこれからの季節、ぜひ帯広競馬場で馬たちの温かい息遣いを感じたあと、美味しい十勝のグルメを味わう”ゆっくり滞在する旅”に出かけてみてはいかがでしょうか? 取材・文/北海道Likers編集部 |
| 2026.09.18 |
極寒の夜も、大雪の朝も。道民の「当たり前の日常」を裏側で守り続ける、ALSOK北海道の知られざる舞台裏
北海道Likersの『情熱の仕事人』では、北海道のさまざまな分野の“仕事人”を取り上げ、その取り組みや志、熱い想いなどを紹介しています。 今回は、道内トップの総合セキュリティ企業で、2026年5月に創立51周年を迎えた『ALSOK北海道株式会社』の代表取締役社長・吉田さんにお話を伺いました。吉田社長は、警備員からキャリアをスタートさせた入社43年目の「叩き上げ」トップ。東京2020オリンピックでの大規模警備の指揮や、人手不足に立ち向かう“安全DX”の推進など革新を続ける一方で、その胸には決してブレない“現場主義”の情熱がありました。 私たちの平穏な日常を裏側で守り続けるセキュリティのリアルと、その熱い舞台裏に迫ります。 ![]()
「現場百遍」の信念。警備員から始まった43年のキャリアと現場へのリスペクト道内トップの警備企業を率いる社長として、お仕事に対する使命感や情熱のルーツについて教えてください。弊社は1975年(昭和50年)5月に創業し、地域社会の安全・安心に貢献することを使命に歩んできました。何事にも常に感謝の心を忘れない“ありがとうの心”と、強く、正しく、温かい“武士の精神”をもって、立派な警備を提供する。この経営理念のもとでおかげさまで創立51周年を迎えることができ、現在は道内最大の警備会社となりました。 私自身は、『ALSOK』に入社して44年目になります。現場の警備員からキャリアをスタートさせた“叩き上げ”ですので、最前線の苦労や厳しさは誰よりも理解しているつもりです。 ![]() 特に北海道の冬は厳しいですが、警備員は誰もが布団で眠っている夜間や大型連休中も、24時間365日休むことなく動き続けています。だからこそ、私は営業や管理部門の社員に「現場の社員は夜を徹して仕事をしている。その苦労を決して忘れるな」と伝えています。現場の仕事の本質を理解して初めて、お客様に寄り添った提案ができるからです。 ![]() 私の信条は、警察用語でもある“現場百遍”です。課題や答え、お客様が求める真のニーズはすべて“現場”にしかありません。2026年6月に社長に就任してから全道を一巡しましたが、自分の足で回ることで、この地で安心とインフラを支え続ける重みを強く実感いたしました。 8年間の激闘と、急な札幌変更。東京2020オリンピック警備の舞台裏これまでのキャリアの中で、特に心に深く残っているエピソードについて教えてください。招致から本大会閉幕まで足掛け8年間にわたり専任で担当した『東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会』の警備プロジェクトです。全国から1日最大約2,500名もの警備員を招集し、選手村や競技会場を警備しました。選手や関係者の方々から「守ってくれてありがとう」と笑顔で声をかけていただけた瞬間の感動は、生涯忘れることができません。 ![]() また、この大会ではマラソン競技が暑さ対策のために急遽、札幌へ変更されるという激動のドラマもありました。すべてのシミュレーションを終えた最終段階での変更だったため、すぐさま札幌に入り、短期間で新たな警備体制をゼロから再構築しました。スタート前日の夜20時になって「開始時間をさらに1時間前倒しにする」という変更指令が入るなど、現場の緊張感は極限まで張り詰めていました。 ![]() それでも、スタッフが一丸となって粘り強く対応し、無事に競技を完遂させました。当日は東京よりも札幌の方が気温が高かったというオチもありましたが(笑)、道民のひとりとして歴史的な大イベントを無事に守り抜けたことは、今でも大きな誇りです。 「安全DX」の道具と、それを使いこなす「人」を育てる両輪の強み長年築き上げてきた信頼の原点と、最先端の「安全DX」への挑戦、および時代が変わっても「変わらない信念」について教えてください。![]() 圧倒的な信頼をいただけた原点は、やはり“誠実、正確、強力、迅速”というモットーを掲げた経営理念を、社員全員が現場で愚直に実行してきたからです。一方で、これからの大きな課題が人手不足と高齢化です。札幌市中心部の再開発やイベント等の開催により警備需要は非常に高いものの、採用環境は厳しく、常に人手不足の壁に直面しています。 ![]() この課題を乗り越えるために推進しているのが、最先端テクノロジーを取り入れた“安全DX”です。AIカメラや自律型警備ロボット、ドローン、アバターを現場に導入することで、従来10人必要だった現場を高いセキュリティレベルを維持しながら8人で稼働させる省人化を可能にしました。デジタル機器を活用することで警備員の体力的な負担が軽減され、高齢スタッフでも無理なく、安全に長く働けるようになります。 ![]() ただ、いくら優れたAIやアバターを導入しても、異常検知時に最終的な状況判断を下し、現場で最適な対応を行うのはどこまでいっても“人”です。だからこそ、道具を使う人間の能力も高める必要があり、弊社では独自の教育・研修体制に力を注いでいます。自律的なステップアップを支援するため、業務に必要な国家資格の取得・学習のバックアップ体制も整えています。 働き方改革と高齢者雇用の両立。そして「次の50年」へ広げる安心の輪若い世代の働き方改革や通年採用、ベテラン社員が活躍できる環境、およびこれからの未来ビジョンをお聞かせください。これからの若い世代は余暇やプライベートの時間を重視する傾向があります。警備は“多くの人が休んでいるとき”にこそ稼働する仕事ですから、このギャップを勤務シフトの工夫や有給休暇の取得促進などの働き方改革でいかに埋めていくかが経営者としての宿題です。新卒採用だけでなく、転職者、自衛官出身者、Uターン希望者などを歓迎する通年採用も毎月積極的に行っています。 ![]() それと同時に、定年を迎えた後も、健康で意欲のある社員が活躍できるよう、体力に合わせたポジションへの配置や夜間勤務時間の短縮など、身体的負担を軽減する仕組みを徹底しています。若い世代への投資と、ベテランの知恵の継承。このバランスが私たちの最大の強みです。 そして、これからの次の50年に向けては、北海道新幹線の延伸や全道各地の再開発プロジェクトをセキュリティのプロとして裏側からしっかりと支えられればと考えております。 ![]() また、高齢化社会における独居高齢者世帯の見守りに地域密着で貢献していきます。現在、道内の12の市町村と『高齢者見守りサービス』を提携しており、民生委員のなり手不足などの課題を補うべく、非常ボタンからの信号を弊社のガードセンターがキャッチし、近くの警備員が24時間体制で急行する仕組みを提供しています。全国のホームセキュリティ普及率はまだ5%未満。これからも自治体や地域と手を取り合い、広大な北海道の隅々にまで安心の輪を広げてまいります。 最後に、あなたの北海道Like(=北海道の好きなところ)を教えてください私は仕事の関係で、約26年間北海道を離れて東京で勤務していました。26年ぶりに帰郷して全道を一巡した際、改めてあの“果てしない大空と広い大地”に包まれ、本当に深い安心感が心に込み上げました。美しい緑の大自然は本当に素晴らしく、いつも心が癒されます。 食べ物で言いますと、やっぱりお米です。気候変動による暑さは厳しいものの、お米が非常においしくなったという良い側面も感じています。特に北海道産の『ゆめぴりか』は抜群においしいお米だと思っていて大好きです。 今回は会社全体のインフラや未来のお話が中心になりましたが、また次の機会には、私が生まれ育った、雪が少なく温暖で“北の湘南”と呼ばれる伊達市の素晴らしさをたっぷりとお話しさせてくださいね(笑)。 北海道Likers編集部のひとこと現場の警備員からキャリアをスタートされた吉田社長。その物腰柔らかな語り口の奥には、最前線で働く社員への深いリスペクトと、熱い“現場主義”の情熱が脈々と流れていました。 私たちが当たり前に享受している“平穏な日常”を、最先端の安全DXと全社一丸のチームワークで作り出す。テクノロジーと人の温もりを融合させながら進化を続ける同社の挑戦に、今後も目が離せません。 取材・文/北海道Likers編集部 取材協力/ALSOK北海道株式会社 |
| 2026.09.17 |
英語が話せることと、 “SHIROらしい接客” は何が違う?シロが挑戦する「多言語接客スキル認定制度」の1年と未来
“自分たちが毎日使いたいものをつくる”というエシカルな信念のもと、厳しい自然が育んだ国内外の素材を活かしたものづくりを続ける、北海道砂川市発のコスメティックブランド・SHIRO。近年、その魅力は日本国内に留まらず、グローバルな広がりをみせています。 2016年のロンドン・キングスロード店オープンを皮切りに、現在では韓国、台湾、香港、UKに計8店舗の実店舗を構えるまでに成長。さらに、日本国内の直営店舗でも外国人のお客さまの割合が急増しており、2025年度の実績では全体の2割を突破(前年比150%)しました。 こうした急速なグローバル化の波の中で、同社が2025年10月から本格導入しているのが、独自の社員育成制度『多言語接客スキル認定制度』です。 単に“語学が堪能なスタッフを増やす”のではなく、“SHIROならではの温かいおもてなしを、世界中のお客さまに届ける”ために。制度の導入から約1年が経過した現在の成果や具体的な取り組み、そしてシロが描く未来のグローバル人材像に迫ります。 急増するインバウンド需要。シロが捉える“本当のグローバル化”への第一歩![]() 海外での実店舗展開や国内外での知名度向上に伴い、SHIROの店舗を訪れる外国人のお客さまは急速に増加しています。SHIROはこれを受け、海外での店舗数を増やすことだけがグローバル化ではないと考えました。真の成長を果たすためには、組織の企業文化、そして現場で輝く人材そのものがグローバルな視点を持って進化していくことが不可欠です。 その具体的な第一歩として始まったのが、国内店舗における多言語での接客スキルを持つスタッフの育成です。日本発のブランドとして、日本を訪れてくれた外国人のお客さまに、どれだけ豊かで充実した店舗体験を提供できるか。その挑戦を支える土台として、本制度が誕生しました。 機械的なフレーズは使わない。自分自身の言葉でブランドの “魂” を伝えるカリキュラムSHIROが導入した『多言語接客スキル認定制度』は、外部の専任講師がSHIRO独自の接客方針に合わせたレッスンや試験を行う、社内ワンストップの育成システムです。 本制度を導入するにあたり、パートナーである外部講師『株式会社TRADIA』とSHIROが徹底的にこだわったのが、“英語が話せること”と“英語で仕事ができること”は全く別物であるという視点でした。 マニュアルに沿った定型文や、機械的な接客フレーズを暗記するだけでは、スタッフ一人ひとりがお客さまに寄り添うSHIROらしい接客を十分に届けることができません。 そこで、以下のようなきめ細かな学習環境と厳しい審査が用意されました。 ![]() 1回5〜10分のオンデマンド講座 3ヶ月間の英会話ブートキャンプ 実際の接客形式による認定試験 レッスン当初は「英語が伝わらなかったらどうしよう」と声をかけることを躊躇していたスタッフも、今では「もっとお話ししてみたい」と笑顔で積極的にお客さまとの雑談を楽しむなど、現場に大きな変化が生まれています。 合格がゴールではない。月1万円の手当と「英語を活かせる店舗」への配置転換この制度の魅力は、学ぶ機会の提供に留まりません。試験に合格し、多言語接客スキルの認定を受けたスタッフには、日頃の努力と店舗やブランドへの貢献を讃え、月額10,000円の手当が支給されます。 さらにSHIROは、認定取得をゴールとして捉えていません。 今後は、認定を受けたスタッフがそのスキルを最大限に活かし、さらに実践的な経験を積んで成長できるよう、外国人のお客さまが多く来店する店舗への意図的な配置転換を実施。実践を通じた語学力の定着化と、現場スタッフのキャリアアップを同時に後押しする仕組みを整えています。 2028年度には全体の3割へ!語学力向上から “世の中を幸せにする” 組織改革へ![]() 2025年10月の開始以降、約3か月に1回の頻度で認定試験が行われており、2026年8月時点では店舗スタッフ544名のうち36名(全体の7%)が認定スタッフとなっています。 SHIROは今後、今年度(2026年度)中に認定スタッフを全体の10%(66名)へと引き上げ、さらに2028年度には全体の30%(252名)まで増やすという、非常に具体的で高い目標を掲げています。 また、現在は英語での認定のみですが、今後は韓国語や中国語への拡大検討、さらには海外店舗への本制度の導入など、世界中のお客さまにブランドの想いを正しく伝えるための仕組みづくりを次々と計画しています。 SHIROではすでに、2026年4月から賞与の給与化を導入したほか、2028年卒からはインターバル採用を開始するなど、グローバル基準に合わせた組織・評価改革を進めてきました。 “社員の成長こそが会社の成長”。北海道砂川市の豊かな自然から生まれたブランドは、そこで働く一人ひとりの人と会話することの楽しさを最大の原動力にしながら、これからも世界中のファンに向けて “幸せ” を届けていきます。 文/北海道Likers 画像・参考/SHIRO |
| 2026.09.15 |
【北海道限定】ファミマの本気!限定ソックス&ステッカーが新発売
『ファミリーマート』が2026年9月に創立45周年を迎え、スローガン“いちばんチャレンジ”を掲げて、史上初となる大規模な“ご当地限定アイテム”が2026年9月4日(金)より順次、全国で発売されています。 その名も『47都道府県別ラインソックス』と『47都道府県別ステッカー』。 全国各地の個性を表現したこの限定コレクションの中で、とりわけ注目したいのが北海道限定デザインです。おなじみのラインソックスが、北海道のシンボルであるあの美しき花をテーマに特別カラーとなって道内限定で登場。 さらに、『ファミリーマート』創立当初に愛されたあのレトロなシンボルマークが、誰もが笑顔になる北海道コスプレに変身したステッカーも! 道民はもちろん、秋の北海道旅行や出張で訪れる方も絶対に見逃せない、特別なローカル限定アイテムをご紹介します。 足元に北海道の愛をまとう。道花「ハマナス」をテーマにした限定カラーのラインソックス![]() コンビニエンスストアの枠を超えて、日本全国の加盟店や地域のお客さまとともに育ってきた『コンビニエンスウェア』。今回の45周年記念企画『47都道府県別ラインソックス』は、それぞれの地域ならではの魅力をファッションに落とし込み、各都道府県内の店舗限定で展開する試みです。 気になる北海道限定デザインのテーマは、北海道の道花(県花)である“ハマナス”です。 ![]() 厳しい北国の冬を越え、夏の海岸線や野山に力強くも気高く咲き誇る、鮮やかで濃いピンク色のハマナス。その可憐で美しい色合いと凛とした強さをインスピレーション源に、落合宏理氏が監修する美しいボーダーラインソックスが完成しました。 シンプルな白地にハマナスの気品ある色彩のラインが施されたソックスは、スニーカーからチラリと覗かせるだけで、スタイリングの鮮やかなアクセントとして大活躍してくれます。もちろん、『コンビニエンスウェア』の最大の特徴であるタフで履き心地の良いパイル地仕様や吸水速乾、抗菌防臭といった機能性はそのまま。 北海道内の『ファミリーマート』店舗でしか購入できないという超レアなハマナスカラーは、地元の道民にとって自慢したくなる一足であり、道外からの観光客やビジネスパーソンにとって、これ以上ない“粋な旅の思い出・お土産”になるはずです。 ![]() ![]() ![]() 昭和レトロに悶絶。ファミマ創立時のシンボル「太陽と星」が北海道の名物に大変身!もう一つの目玉アイテムが、同じく9月4日(金)から順次発売されている『47都道府県別ステッカー』です。 ![]() デザインのベースになっているのは、『ファミリーマート』の創立当初(1981年)の看板に掲げられ、今でも多くの昭和レトロ・ファミマファンに愛され続けている懐かしのシンボルマーク『太陽と星』。 この愛らしいキャラクターたちが、全国47都道府県の名物やお祭りをテーマにしたユーモラスなコスプレ姿で登場しています。 もちろん、北海道バージョンのステッカーも展開! ![]() 「北海道といえば……!」メロンにコスプレした姿は、キュートでどこかクスッと笑ってしまう愛嬌にあふれています。スマートフォンケースに挟むのにもぴったりなサイズ感で、日常のアイテムをお気に入りの北海道らしさで彩ることができます。 旅先で『ファミリーマート』を見つけるたびに、その土地限定のステッカーを探して集めるコレクションの旅へ出かける、という新しい旅の楽しみ方もおすすめです◎ ![]() ![]() ![]() 道民も旅行者も「ファミマ」に急げ!旅のお土産やギフトに選びたい理由![]() 今回発売された『北海道限定ラインソックス』と『北海道限定ステッカー』は、いずれもワンコインから手に入る手軽さでありながら、高いデザイン性と“ここでしか手に入らない”という圧倒的な地域限定感が魅力です。 北海道土産の定番といえば洋菓子や海産物が思い浮かびますが、あえて北海道限定のファミマアパレルをプレゼントするという、実用性とユーモアを兼ね備えたチョイスはセンス抜群。お友達や同僚への気軽なギフトとしてもきっと喜ばれるでしょう。 北海道内での取り扱い数量には限りがあるため、各店舗とも売り切れ次第終了の可能性があります。気になった方は、早めにチェックして、ご当地限定の魅力をいち早く体感してみてくださいね。 詳細情報47都道府県別ラインソックス 47都道府県別ステッカー 北海道Likers編集部のひとこと世界的デザイナーが手掛ける高品質なアパレルが、まさか北海道のハマナスという地域を象徴するテーマカラーになって店舗に並ぶとは……『ファミリーマート』の45周年に対する本気度と地域愛を強く実感しますね。 北海道の涼やかな秋の風を感じながら、ご当地カラーのラインソックスを足元に仕込み、お気に入りのスニーカーを履いて美しき北の大地を散策する。そんな“粋”で快適な北海道ライフを、あなたも『ファミリーマート』から始めてみませんか? 文/北海道Likers 画像・参考/株式会社ファミリーマート |
| 2026.09.04 |
全国の北海道物産展でも行列ができる人気店の「とうもろこしのパン」をお取り寄せ
日本有数のパンの消費量が多い都市・京都に生まれ育った、パン大好きライターのみやこです。これまで200店舗以上のパン屋さんを自らの足で巡り、おいしいパンとの出会いを大切にしてきました。そんな筆者が今、ときめいているのが、北の大地から届く北海道のパンです。 パン激戦区・京都で培ったパンへの愛情と視点を胸に、自宅にいながら北海道の豊かなめぐみを味わう。お取り寄せでしか味わえない感動をひとつずつ丁寧にお伝えしていきたいと思います。 さて、今回お取り寄せしたのは、北海道のほぼ中央に位置する旭川市から届いた力強いハード系のパンたちです。 パン激戦区・京都のパン好きが惹かれた、旭川のスクラッチベーカリー京都は繊細なデニッシュや柔らかな和風パンが数多く揃うパン激戦区ですが、時折、無性に「大地を感じるような力強いハード系」が食べたくなることがあります。 そんな時に目を奪われたのが、旭川市の『道の駅あさひかわ』内にお店を構える『BAKERY & CAFE DAPAS(ベーカリー&カフェ ダパス)』。全国の北海道物産展でも行列ができるというこちらのパンは、「生地そのものがおいしい」と高く評価されています。京都のパンとはまた違う、北海道の素材をダイレクトに活かした無骨で誠実な姿に惹かれ、迷わずお取り寄せボタンを押しました。 冷凍便の冷気の中に閉じ込められた、大地の香り![]() 数日後、ひんやりとした冷凍便が届きました。段ボールのテープを解き、箱を開けると、ふわりと立ち昇る白い冷気。「THANK YOU!」と書かれたきれいなリーフレットの下から、一つひとつ丁寧に個別包装されたパンたちが顔を出します。冷凍状態でありながら、袋越しに伝わってくるずっしりとした重量感。 ![]() 同封されている案内には、自然解凍からトースターでの焼き直し方までが図解付きで丁寧に記載されていて、作り手の「一番おいしい状態で食べてほしい」という温かい気遣いが伝わってきます。「遠く離れた旭川から、おいしい状態を保ったまま京都へやってきてくれた」。そんなお取り寄せならではのワクワク感とともに、解凍の時間を待ちわびます。 エゾヤマザクラの酵母と道産小麦が織りなすストーリー![]() 同店のパン作りの根底にあるのは、北海道産への徹底したこだわりです。公式サイトを読み解くと、『キタノカオリ』、『春よ恋』、『ゆめちから』、『きたほたみ』という4種の北海道産小麦を、パンの個性に合わせブレンドしているとのこと。 さらに驚いたのが、酵母の秘密。北海道に咲くエゾヤマザクラのサクランボから作られた自然由来の“とかちの酵母”を使用し、じっくりと発酵させているそうです。実際に解凍したパンに触れてみると、クラスト(外側の皮)のハリと、内側の吸いつくような生地の感触に驚かされます。豊かな大地の恵みが、このパン一つに凝縮されていることを指先からひしひしと感じました。 実食! 五感を刺激する力強い大地の味今回はお取り寄せした5種類のパンの中から、特に感動を覚えた3つのパンをご紹介します。 ![]() まずはお店の人気No.1『とうもろこしのパン』(410円)。手に持つと、その素朴な見た目からは想像できないほどのずっしりとした重みを感じます。 ![]() 半分にカットして驚くのは、その圧倒的なコーンの量! なんと全体の半分以上をつぶつぶのコーンが占めていました。ひと口かじると、むっちりとした強い弾力の生地に続き、コーンが「プチッ、ジュワッ」と弾けます。余計な甘みは一切なく、咀嚼するたびに小麦の奥深い薫りと、とうもろこし本来の自然な甘さが口の中で見事に調和していきます。 ![]() 続いては、ハード系の実力が如実に現れる『ソレイユ-5種のフルーツ』(510円)。 ![]() レーズン、グリーンレーズン、りんご、オレンジピール、クルミが生地にぎっしりと練り込まれた、見た目も華やかな一品です。薄くスライスして頬張ると、フルーツの凝縮された酸味と甘み、そしてクルミの香ばしい油分が、ライ麦由来の生地の酸味と複雑に絡み合います。冷凍庫にストックしておき、毎朝少しずつスライスして長く楽しめるのも、お取り寄せハード系ならではの魅力です。 ![]() 最後は、ユニークなS字のフォルムが目を引く『バゲットショコラ』(460円)。表面はパリッと、噛みしめると「むぎゅっ、もっちり」とした強いヒキのある食感がたまりません。リベイクすることで、生地に練り込まれたほろ苦いカカオ60%のチョコレートがとろりと溶け出し、小麦の風味と滑らかに馴染み合います。ガチガチのハード系ではなく、生地とチョコレートの一体感が楽しめる、まさに大人のための贅沢なパンです。 プロのアドバイス:最高のリベイクと「京」のペアリングこちらのパンは、同封のリーフレットにある通り、常温で自然解凍した後、トースターで約2分ほど焼くのが正解。表面のパリッと感と、内側の水分を含んだもっちり感のコントラストが最高潮に達します。 そして、京都のパン好きならではのペアリング提案。『とうもろこしのパン』の圧倒的な甘みを活かすべく、リベイクして有塩バターを溶かしたところに、京都でお馴染みの「黒七味」をほんの少しパラリと振ってみてください。コーンの甘みと七味のピリッとした山椒の香りが絶妙な甘辛バランスを生み、お酒のおつまみにもなる驚きの一品に変化しますよ。 店舗情報BAKERY & CAFE DAPAS(ベーカリー&カフェ ダパス) 【今回のお取り寄せ内容】 ライター・みやこのひとこと箱を開けた瞬間から、旭川の澄んだ空気と小麦畑の情景が目に浮かぶような、誠実で力強いDAPASのパン。ハード系のもっちりとした弾力は、噛むほどに心を満たしてくれます。冷凍庫にこのパンが待っていると思うだけで、慌ただしい毎日の朝起きるのが少し楽しみになりますよ。ぜひ、北海道の大地の恵みを、ご自宅でお取り寄せして体感してみてくださいね。 写真・文/みやこ ※この記事は購入時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。 |
| 2026.09.01 |
スニーカーは“汚れてから洗う”から“普段からケアする”へ! 旭川の老舗「スガイランドリー」がプロ仕様のホームケア用品を販売開始
カジュアルスタイルはもちろん、ジャケットやセットアップに合わせてビジネスシーンでも定番となったスニーカー。お気に入りの一足を履いて出かけるのは気分が良いものですが、ふと足元を見たとき、ソールの黒ずみやアッパーの汚れが気になったことはありませんか? 2026年9月1日(火)から、北海道旭川市で1940年に創業し、年間1,500足以上の靴クリーニングを手掛けている老舗『スガイランドリー株式会社』が、プロ仕様のスニーカーケアブランド『SNEAKER BARBER(スニーカーバーバー)』のホームケア用品3商品の販売を開始しました。 “汚れてから洗う”のではなく“汚れを溜めずに普段からケアする”。かつて日本の家庭にあった“靴磨き”のように、家族みんなでスニーカーをお手入れする新しい文化を目指す『スガイランドリー』。老舗クリーニング店がなぜ今ホームケア用品を届けるのか、その背景や注目のアイテム、開発に込められた想いを詳しく紐解きます。 老舗クリーニング店が感じていた「持ち込まれた時点ですでに手遅れ」という現場の葛藤![]() 一般衣類から特殊品ケアまで幅広く手掛け、靴やブーツのクリーニング実績も豊富な『スガイランドリー』。プロとして数多くの靴に向き合う中で、長年抱えていた“もどかしさ”がありました。それは、クリーニング店に持ち込まれる段階で、すでにひどい汚れが蓄積してしまっている靴が非常に多いということです。 「もう少し早い段階でお手入れしていれば、風合いを損ねずもっとキレイな状態を保てたのに……」。 現代ではスニーカーがビジネスから日常まであらゆるシーンで履かれるようになり、足元の清潔感は身だしなみの重要な要素になっています。かつて大人が革靴に靴墨を塗ってブラシをかけていたように、スニーカーにも日常的なケア習慣が必要なのではないか。 「家庭でできる軽微な汚れは自宅で気軽にケアし、どうしても落ちない頑固な汚れや繊細な素材はプロに任せる」。 靴をより長く大切に楽しんでもらうため、『スガイランドリー』は、洗剤という“モノ”を売るのではなく、靴をお手入れする“習慣”そのものを旭川から提案することを決意しました。 総再生1億2,500万回超の「オカポン」と共鳴。自社開発を検討していたからこそ選んだ「SNEAKER BARBER」![]() 実は『スガイランドリー』では以前から、自社オリジナルのホームケア洗剤の開発を検討していました。そんな模索の最中に出会ったのが、ショート動画の決め台詞「洗うかぁ~?」でおなじみのプロスニーカークリーニング師・オカポン氏です。 SNS総フォロワー数20万人超、TikTok総再生回数は1億2,500万回を超えるオカポン氏は、熟練の理容師が一対一でお客に向き合うように一足一足のスニーカーをケアしたいという想いから、スニーカーケアブランド『SNEAKER BARBER』を立ち上げていました。 『スガイランドリー』のスタッフが実際にオカポン氏の講習を受け、技術や理念、洗剤の設計を確認したところ、自分たちが理想としていた洗剤のクオリティや方向性と見事なまでに合致。 「自社オリジナルブランドという形に固執するのではなく、クリーニングのプロとして心から自信を持って薦められる逸品を、自分たちの洗い方の知識とともに地域へ届けたい」。その誠実な職人精神から、今回のパートナーシップと本格取り扱いが実現しました。 水洗い不要・拭き取るだけで30秒!日常から本格洗浄まで揃う3つのラインナップ今回登場したのは、用途や汚れのレベルに合わせて使い分けられる3つのアイテムです。 (1)スニーカーシャンプー「Supreme Foam One」![]() 『Supreme Foam One(シュプリーム フォーム ワン)』(2,480円)は、最も人気を集める“洗いすぎない”泡タイプのスニーカーシャンプー。水で洗い流す必要がなく、泡をのせて拭き取るだけで手軽にお手入れが完了します。 液性は初心者が使ってもシミや黄ばみが起きにくい弱酸性。“色止め剤”と“加油剤”を配合しており、水洗いが難しいとされてきたスウェードやヌバックなどのデリケートな起毛革も、風合いを損ねずにやさしくケアできます。 (2)強洗浄力粉洗剤「Supreme Powder Two」![]() 『Supreme Powder Two(シュプリーム パウダー ツー)』(1,980円)は、泡洗剤では落としきれない、ソールの頑固な黒ずみや蓄積した汚れを徹底的に落とす高洗浄力の粉洗剤。水でしっかりとすすげるスニーカーであれば、丸ごとしっかり洗う本格ケアに威力を発揮します。 (3)無香料消臭スプレー「Supreme Spray Three」![]() 『Supreme Spray Three(シュプリーム スプレー スリー)』(2,480円)は、強い香りで誤魔化さない完全無香料タイプの消臭スプレー。対コロナウイルス向けに開発された最新技術である銀・銅・亜鉛のアミノ金属イオンを採用し、ニオイの原因菌に直接アプローチ。しっとり吹き付けることで防臭効果も持続します。 公式LINEからの注文・全国発送にも対応![]() 店頭での販売に加え、8名のセールススタッフからの直接購入や、公式LINEからのお問い合わせ・地方発送にも対応しているため、旭川近郊にお住まいの方はもちろん、遠方からも気軽に購入可能です。 単に洗剤を渡すだけでなく、年間1,500足以上を洗い、SNSでも総フォロワー7万人以上に向けて洗濯ノウハウを発信し続けている『スガイランドリー』だからこそ、一人ひとりのスニーカーに合わせた“正しいお手入れのコツ”を丁寧にレクチャーしてくれますよ。 販売・取り扱い店舗情報スガイランドリー 近文本店 スガイランドリー 3条店 スガイランドリー 8条店 スガイランドリー 宮前店 ※各店舗のほか、セールススタッフからの直接購入や、公式LINEからのお問い合わせ・発送にも対応しています。 北海道Likers編集部のひとことお気に入りのスニーカーほど出番が多くなり、気がつけばソールの汚れや黒ずみが蓄積してしまいがちですよね。 玄関先に置いておき、帰宅後のわずか30秒でサッと拭き取れる泡シャンプーの手軽さは、忙しい現代人のライフスタイルにぴったりです。 汚れてからクリーニングに出すだけでなく、日頃からこまめにケアして長持ちさせる。ものを大切にする北国の老舗クリーニング店が提案する新しいシューケア習慣を取り入れて、いつも気持ちの良い足元でお出かけを楽しんでみませんか? 文/北海道Likers 画像・参考/スガイランドリー株式会社 |
| 2026.08.21 |
「もっと、豆と、生きる。」開拓時代の記憶を繋ぐ、上士幌の多種多様な豆づくり
北海道Likersのでは、北海道のさまざまな分野の“仕事人”を取り上げ、その取り組みや志、熱い想いを紹介しています。 今回は、十勝・上士幌町で「もっと、豆と、生きる。」をコンセプトにこだわりの豆を栽培する『オリベの豆や』の関口さんにお話を伺いました。関口さんは庭先に蒔いた珍しい豆との出会いをきっかけに、在来種の栽培を始められました。開拓時代から続く希少な豆を守り育てる情熱や、現代の食卓へ“豆のある生活”を届ける工夫について語っていただきました。 ![]()
偶然の出会いから始まった「もっと、豆と、生きる。」十勝の中でも特に寒暖差が厳しい上士幌の大地で、こだわりの豆をつくられていますね。この場所で農業を始められたきっかけや、「もっと、豆と、生きる。」というテーマの原点について教えてください。農家を始めたきっかけは、単純に言うと畑作農家に嫁いだからです。もともと農業に興味があったわけでもありません。また、在来種の豆を作り始めたきっかけも偶然です。どこかの道の駅で、珍しい模様の豆を見つけました。それを家の庭にまいてみたのが始まりです。 ![]() なんとなく始めた在来種の豆栽培ですが、町のプロジェクトでコピーライターの方と知り合い、その方に「もっと、豆と、生きる。」というキャッチコピーを作ってもらいました。これが、自分の中にある豆への思いを改めて考え直すきっかけになりました。 豆たちが語りかけてくる“北海道の歴史”『姉っこ豆』『くり豆』『パンダ豆』などの希少種から、開拓期の人々の生活に欠かせなかった豆まで多種多様な豆を栽培されていますね。豆たちが語りかけてくる“北海道の歴史”とは、どのようなものかお聞かせください。歴史的に、豆と人は応援し合う関係だと思っています。行事食や日常の食卓で、豆は人の命と健康を支えてきました。そして、人は豆を栽培して食べることで、世の中に豆を広めてきました。 現在、スーパーマーケットなど大きいお店で売られている豆は、大豆・小豆・金時など数種類だけですが、世の中には数えきれないほどの種類の豆が存在します。開拓時代の北海道では、寒いこの地でどの豆がちゃんと育つのか、多くの種類の豆が試験的に栽培されました。 ![]() 栽培試験のために海外から輸入された豆や、入植してきた人が故郷で食べていた豆もあります。その中で、寒さに負けた豆や、土地に合わなかった豆もありました。つまり、北海道では実をつけず、消えていった豆がたくさんあったのです。 逆に言うと、いま北海道で栽培されている豆は、寒い北海道で覚悟を決め、生きようとした豆です。その豆を見た人たちもまた、ここで生きる覚悟を決めたのではないでしょうか。生き伸びて北海道に根付いた豆は、開拓民の命を守りました。さらに、食文化を作り、経済を支えてきました。 時代とともに姿を消した、北海道の礎を作った豆たち開拓民の命を守ってきた多くの豆がある一方で、現在私たちが普段目にする豆の種類は限られていますね。時代が進むにつれ、それまでの豆を基に品種改良が繰り返されました。その結果、“より多く収穫できる”“病害虫に強い”“栽培の手間がかからない”など機能性に優れた豆が開発され、栽培が奨励されてきました。 それと同時に、開拓時代に作られてきた豆はどんどん姿を消していきました。どちらが大切かは私にとって重要ではありません。どの豆も、北海道の礎を作った大切な豆だと思っています。 百年前の人の思いに触れる。希少種を育て続ける情熱姿を消しつつある在来種など、希少種を作り続ける情熱の源は何でしょうか。百年前に栽培されていた在来種の豆を畑に蒔き、その成長を見ていると、会ったことはない百年前の人の思いに、少しだけ触れられるような気がします。私が百年前の豆を栽培できるのは、その豆に人の思いが込められ、誰かの手に渡り続けたからです。 ![]() 今栽培されている豆も、いつか消えるかもしれません。それでも、人の思いが込められていれば、その豆が完全に無くなることはないと信じています。 そんなことを考えながら豆を栽培していると、やめられないなと思います。 私自身も本州出身です。そんなこともあり、毎年豆を眺めながら、ここで生きる思いを新たにしています。もしかすると、豆に自分自身を投影しているのかもしれません。 多種多様な豆を育てる苦労と、美味しさへのこだわり非常に多くの種類の豆を栽培されていますが、それぞれ異なる個性や特徴があるかと思います。栽培において一番苦労されていることや、豆の美味しさを引き出すためのこだわりがあれば教えてください。特に手間がかかるのは、ツルが伸びるタイプの豆の栽培です。3m近い竹を立てるのも撤去するのも、すべて手作業で行います。そのため、ツルが伸びないタイプの豆とは手間ひまが全然違います。 ![]() また、美味しさへのこだわりもあります。どの農家もしていることですが、豆が根をはりやすいように土を柔らかくすることを心掛けています。また、土壌分析から肥料の量や種類を決めています。 「豆のある生活」への第一歩。手軽に楽しめる加工品の提案生豆だけでなく、『豆の定期便』や『すぐに希少種の豆ごはんセット』など多彩な商品を手がけられています。現代の食卓で手軽に“豆のある生活”を始めてもらうための工夫や、消費者の方にどのように豆を楽しんでほしいかお聞かせください。乾燥豆を手にしても、これを一晩水に浸して、翌日茹でて……と思うと、令和の感覚では「やってられない」と感じる人が多いのではないでしょうか。私もそう思います。しかし、茹でたての豆の甘さや、自分で作ったあんこの味は格別です。最終的にそこに繋がれば良いなと思いながら、加工品を作っています。 ![]() 一番手軽なのはふりかけです。また、豆ごはんセットはお米と一緒に炊くだけという手軽さです。炊く前に“豆を炒る”というひと手間を加えることで、より美味しい豆ごはんにできるという提案をしています。さらに、多品種の豆で作るピクルスにも思いがあります。豆の品種の豊富さに気付いてもらい、そこから豆への関心を持ってもらえたら良いなと思っています。 加工品は“豆のある生活”のファーストステップという位置づけです。繰り返しになりますが、“自分で豆を炊いてみる人”が増えることが、『オリベの豆や』のゴールのひとつです。 定期便の会報誌では、毎月の豆畑の様子や豆料理のレシピ提案などをしています。豆についてもっと知りたい、豆の畑に行ってみたいと思ってもらえるような内容を心がけています。 畑で生きる豆の姿を届けたい。今後の夢『オリベの豆や』の豆を食べてくださる方々に一番伝えたいことと、今後、北海道の農業や豆づくりを通じて実現したい夢や目標をお聞かせください。お客様には、豆がビニール袋に詰められてお店に並ぶ前の姿をぜひ見て欲しいです。畑で豆がどうやってできているのか、豆が畑でどう生きているのか。豆の生命力で満ちている畑を見ると、たぶん元気が出ると思います。 夢や目標は……昔と比べて、豆の消費が減っています。そのため、たくさんの人にとって、豆が食卓に上ることが普通になれば良いなと思います。さらに、家庭で茹でてもらえると、尚良いと思います。 あなたの「北海道Like」(=北海道の好きなところ)を教えてください北海道は、空がとても広いのが好きです。 また、誰もいない道路や広い畑に、大きい雲の影が映るのを見るのも好きです。 北海道Likers編集部のひとことスーパーでは見かけない希少な豆一つ一つに、厳しい寒さの中で生きる覚悟を決めた開拓時代の生命力が宿っています。そして、先人たちの思いが込められていることに気付かされました。 令和の現代においては、“自分で豆を炊く”という行為は少し手間に感じるかもしれません。しかし、『オリベの豆や』さんが手がける手軽な商品から始めれば、無理なく日常に“豆のある生活”を取り入れられそうです。ぜひ皆さんも、北海道の歴史と豊かな味わいが詰まった豆たちに出会ってみてはいかがでしょうか。 取材・文/北海道Likers 取材協力/オリベの豆や |
| 2026.08.18 |
北海道から被災地へ温かい支援を。別海町が熊本県八代市を支える「ふるさと納税」代理寄付を開始
北海道東部に位置する別海町が、令和8年熊本地震で大きな被害を受けた熊本県八代市(やつしろし)を支援するため、ふるさと納税を活用した“代理寄付(代理受付)”を開始しました。 遠く離れた北海道と熊本県ですが、自治体の垣根を越えた支え合いの輪が広がっています。 被災自治体の負担を減らす「代理寄付」の仕組みとは?![]() 大規模な災害が発生した際、被災した自治体(今回は八代市)は避難所の運営やインフラの復旧作業などに人員を集中させる必要があります。そのため、寄付金の受け入れや受領証明書の発行といった事務作業にまで手が回らないのが実情です。 そこで立ち上がったのが北海道別海町。別海町が寄付の受付や事務手続きを代行することで、八代市は復旧・復興業務に専念できるようになります。 寄付された資金は、必要な経費を除いた全額が八代市へと直接届けられ、復旧・復興活動に役立てられます。 各種ポータルサイトで受付中(返礼品なし・税制控除対象)![]() 今回の代理寄付は、主要なふるさと納税ポータルサイトにて受け付けています。通常のふるさと納税と同様に寄付金控除の対象となりますが、災害支援のため返礼品はありません。 ふるさとチョイス(令和8年熊本地震で被災した熊本県八代市の復興支援をする ふるさとチョイス災害支援) さとふる(令和8年熊本地震 災害緊急支援寄付(代理:北海道別海町)) ふるなび(【熊本県八代市】令和8年7月熊本地震 災害支援(代理:北海道別海町)) ANAのふるさと納税(令和8年熊本地震 災害支援寄付(代理:北海道別海町)) JRE MALLふるさと納税((代理)令和8年熊本地震【災害支援寄付対象】) au PAY ふるさと納税(令和8年熊本地震 災害支援寄付(熊本県八代市/代理:北海道別海町)) G-Callふるさと納税(令和8年7月熊本県地震災害支援寄付【熊本県八代市】代理:北海道別海町) 詳細情報対象自治体:熊本県八代市 北海道Likers編集部のひとこと北海道から熊本県へ、想いを届ける新しい支え合いのかたち。 「現地へ行くことはできないけれど何か支援がしたい」という方は、ぜひ別海町を通じた代理寄付という選択肢をチェックしてみてはいかがでしょうか。 文/北海道Likers 参考/別海町 |
| 2026.08.09 |
【最大200円お得】釧路空港からの移動がスマートになる連絡バスの割引キャンペーンを開始
阿寒摩周国立公園や阿寒湖温泉、タンチョウの生息地など、雄大で手つかずの自然が広がる北海道・釧路エリア。この夏、そんな釧路・阿寒方面へのご旅行を計画している方に嬉しいお知らせです! 『トヨタファイナンシャルサービス株式会社』が提供するおでかけアプリ『my route(マイルート)』にて、『阿寒バス株式会社』が運行する『釧路空港連絡バス』の乗車券が最大200円お得になる割引キャンペーンが、2026年8月3日(月)より期間限定でスタートしました。 スマートフォンひとつでチケット購入から乗車まで完結する便利さと、お得な価格設定。旅行者の二次交通を快適にサポートする本キャンペーンの魅力をご紹介します。 スマホで買ってそのまま乗れる!デジタル乗車券でスムーズな移動体験を飛行機で釧路空港に降り立った後、市街地や観光地へ向かうために欠かせないのが『釧路空港連絡バス』です。しかし、不慣れな土地でバスの切符売り場を探したり、小銭を用意したりするのは意外と手間がかかるもの。 おでかけアプリ『my route』を使えば、事前にクレジットカード等の決済手段を登録しておくことで、スマートフォン上からキャッシュレスで乗車券を購入できます。当日はスマートフォンの画面を提示するだけで乗車できるため、チケット紛失の心配もなく、大きな荷物を持ったままでもスムーズな移動が可能です。 デジタル化によるスマートな乗車体験は、旅の始まりと終わりをより快適なものにしてくれます。 大人200円、小学生200円の割引!期間限定のお得なキャンペーン今回のキャンペーンでは、『my route』アプリ内で販売される『【キャンペーン版】釧路空港連絡バス乗車券』が、特別価格で提供されます。 大人は通常1,200円のところ1,000円(200円割引)、小学生は通常600円のところ400円(200円割引)と、大変お得な設定となっています。 販売および利用可能期間は2026年8月3日(月)から12月31日(木)まで。 予定枚数に達し次第終了となるため、釧路エリアを訪れる予定がある方は、お早めにアプリをダウンロードしてチケットを確保しておくのがおすすめです。 トヨタグループが展開する「my route」が地方観光の課題を解決本キャンペーンを提供している『my route』は、『トヨタファイナンシャルサービス株式会社』が展開するアプリです。単なるルート検索にとどまらず、公共交通機関を組み合わせた最適な行き方の提案や、交通チケットの購入、さらには地域のイベントや観光スポット情報の検索・保存まで、おでかけに関するあらゆる機能を網羅しています。 地方観光における大きな課題のひとつが、空港や主要駅から観光地までの二次交通の利便性です。今回、地域に根差した『阿寒バス株式会社』と、信頼性の高い『トヨタグループ』の『my route』が連携することで、釧路・阿寒エリアの二次交通へのアクセスが劇的に向上しました。 この取り組みは、単なる割引キャンペーンにとどまらず、地域の魅力をより多くの人にスムーズに届けるための重要なステップと言えます。 詳細情報【キャンペーン版】釧路空港連絡バス 乗車券 北海道Likers編集部のひとこと大自然を満喫できる釧路・阿寒エリアの旅は、移動の快適さが満足度に直結します。 スマートフォンひとつで交通手段の手配が完結する『my route』は、現代の旅行スタイルにぴったりのツールです。 さらに最大200円の割引が受けられるこの絶好の機会を活用して、お得に、そしてスマートに釧路の旅を楽しんでみませんか? 浮いたお金で、釧路名物の炉端焼きやご当地スイーツをもう一品楽しむのも良いですね! 文/北海道Likers 画像・参考/トヨタファイナンシャルサービス(株) my route PR事務局 |
| 2026.08.07 |
先端ARテクノロジーで医療現場に「ぬくもりのある体験」を届ける
北海道Likersでは、北海道のさまざまな分野の“仕事人”を取り上げ、その取り組みや志、熱い想いを紹介しています。 今回は、旭山動物園の監修と先端テクノロジーが出会った新感覚の『ARどうぶつえん』を展開する、『株式会社STARIUM』代表の今井清臣さんにお話を伺いました。“すべての入院中の子どもたちが、動物と出会える日本をつくる”というビジョンを掲げ、小児医療の現場に革新をもたらす今井さんに、現場での泥臭い努力や北海道への想いを語っていただきました。 ![]() 株式会社STARIUM 代表取締役・今井清臣(いまい・きよとみ)。 子どもたちの手紙が背中を押した。「ARどうぶつえん」立ち上げのルーツ「すべての入院中の子どもたちが、動物と出会える日本をつくる」というビジョンを掲げられていますが、小児医療の現場に『ARどうぶつえん』を届けようと思われたきっかけや、情熱の根源をお聞かせください。私は、前職にてテクノロジーをエンタメ分野に導入する部門の責任者を務めており、その際に旭山動物園さんの行動展示をAR(拡張現実)の技術で忠実に再現したいと熱望して、何度も交渉を重ねてようやく協力体制を築き上げました。しかし、その後の事業売却によってプロジェクト自体が宙に浮いてしまい、継続が困難な状況に陥ってしまったのです。 そんな時、医大祭のイベントでARを体験した子どもたちから届いたたくさんのお手紙が私の背中を強く押し、「これまで作り上げてきたこの素晴らしい体験をここでなくしてしまっていいのだろうか」と自問自答を繰り返した結果、自ら会社を辞めてゼロから起業するという大きな決断に至りました。 ![]() 私がこの事業を通じて目指しているのは、無機質なゲームのようなデジタルデータを提供するのではなく、病院の中で一日中過ごさざるを得ない子どもたちに向けて、“ぬくもりのある体験”を届けることです。私たちが作っているのはデジタルのARコンテンツですが、本物の動物のようなリアルな動きや質感を通じて命の大切さを感じてもらえるような、血の通った体験を作り出していきたいと強く願っています。 妥協なきリアリティ。旭山動物園の監修と泥臭い努力旭山動物園の監修による“生き生きと動く動物たちの姿の美しさや尊さ”を表現するために、どのような苦労やこだわりがありましたか。圧倒的なリアリティを追求するために、旭山動物園さんからさまざまなアドバイスをいただいて修正を繰り返すという、まさに試行錯誤の連続の日常を送っています。 旭山動物園さんの監修は私たちが想像する以上に非常に細やかで、「ペンギンの歩き方に重力を感じない」という感覚的なアドバイスから、「骨格的に動きが違う」といった専門的なアドバイスに至るまで、徹底的なリアリティの追求が求められます。キリンの足の運び方が違うとアドバイスをいただいた際には、正しい動きを理解するために平日の昼間にキリンの前で1時間以上観察し続けるといった作業もいとわずに重ねてきました。 ![]() さらに、私たちのプロダクトは360度どの角度からも見られるように設計されており、子どもたちは大人が想像もつかないような動きで楽しんでくださいます。例えば、実寸大のキリンの足元に潜り込んでお腹を見上げたりするため、普段は見えない隠れた部分まで細部にわたって忠実に作り込む必要がありました。最先端テクノロジーを駆使しながらも、現場での地道な観察や飼育員さんへのヒアリングなど、現場で見たままの事実をデジタルデータに落とし込むための非常に泥臭いプロセスを経て『ARどうぶつえん』は生み出されています。 先端テクノロジーで“体験格差”を解消し、前向きな気持ちを生み出す医療現場にAR技術を導入するという画期的なアプローチですが、実際に体験した子どもたちや現場からはどのような反響がありましたか。当社の『ARどうぶつえん』は、ソニーグループのSoVeC株式会社が運用するVPS(Visual Positioning System)という、高精度な位置特定技術を活用することで、実寸大の動物を空間内に正確に出現させることを可能にしています。 そのため、本物のような圧倒的なリアルさゆえに最初は“怖い”と感じてしまう子どもも多いのですが、時間の経過とともに自ら少しずつ近づこうとするなど、子どもたちの心の中に前向きな変化が生まれているのを実感しています。 ![]() 実際に横須賀市立総合医療センターさんの事例では、処置室に行きたがらず泣いてしまう子どもが、長い廊下を歩く実寸大のペンギンを追いかけていくうちに、自然と処置室へと入っていくという、医療現場の課題をテクノロジーで補完するような素晴らしい効果も生まれています。 ![]() 長期入院によって、“動物園に行く”という夢が簡単に叶わない子どもたちに対し、いつもの病棟の廊下やプレイルームといった日常空間に本物と同じサイズの動物が現れるという非日常体験を届けることは、子どもたちの心理的負担を軽減し、前向きに治療に向き合うための大切な使命だと感じています。 地域全体で子どもたちを支える、持続可能な医療支援の仕組み地域の企業や団体がスポンサーとなることで、病院側の費用負担ゼロでの導入を実現されています。この仕組みと、今後の展望について教えてください。現在の日本における公的医療機関の多くが赤字運営を強いられているという厳しい現状を鑑みると、病院の限られた運営予算は、子どもたちの治療や新しい医療設備、あるいは医療従事者への待遇改善などに優先的に充てられるべきだと私は考えています。 ![]() そのため、病院側からはエンターテイメントの導入費用を一切いただかず、代わりに地域の企業や団体様がスポンサーとなって運営費を負担していただく『ARどうぶつえん こどもサポート』という仕組みを展開しています。地域社会の未来を根底から支えていくのは、他でもないその地域で生まれ育った子どもたちであり、彼らの健やかな成長や体験を地域の企業が責任を持ってサポートし育てていく構造こそが、本来あるべき持続可能な社会の姿だと思っています。 この仕組みは、私たちが手を離しても地域内の医療機関と企業の連携によって自走していくモデルを想定しており、ゆくゆくは日本全国のどこにいても入院中の子どもたちが動物との非日常体験を享受できるよう、この持続可能な医療支援の仕組みを全国へと展開していきたいです。 あなたの「北海道Like」(=北海道の好きなところ)を教えてください私がまだ新卒のサラリーマンだった頃、初めての出張で新千歳空港に降り立つ際に飛行機の中から北海道の雄大な景色を見下ろした時、「きっとこの土地には神様がいるんだろうな」と心動かされたことを今でも鮮明に覚えています。特定の何かを信じているわけではないのですが、何か目に見えない大きな力が宿っていると感じさせる“土地や自然の力”が北海道にはあり、今でも飛行機が着陸する際には絶対に寝ないでその素晴らしい景色を目に焼き付けるようにしています。 また、食文化の面でも北海道は本当に魅力的で、特に旭川の日本酒である『男山』が大好きなので、北海道出張の夜はいつもへべれけになるまで楽しませていただいています。 北海道Likers編集部のひとこと最先端のARテクノロジーの裏にある、動物の動きを何時間も観察するといった泥臭い努力や、子どもたちのために“ぬくもりのある体験”を届けようとする情熱に深く心を打たれました。 また、病院の負担をゼロにし、地域の企業が地域の子どもたちを支えるという持続可能なモデルは、医療や地域の課題解決に繋がる素晴らしい取り組みだと感じます。今後の全国への広がりに期待が高まります。 取材・文/北海道Likers 取材協力/株式会社STARIUM |




























































